新パターが功を奏す!三つ巴のプレーオフを制したのは藤井かすみ
2005/08/07 18:00
千葉県の京葉カントリー倶楽部で開催されている国内女子ツアー第17戦「クリスタルガイザーレディスゴルフトーナメント」最終日。混戦の中、藤井かすみ、不動裕理、大山志保が最後まで粘りきり、通算12アンダーでフィニッシュ。3人が並び、三つ巴のプレーオフとなった。
18番を使って行われたプレーオフ1ホール目。ティショットは3選手ともフェアウェイをキープし2オンの狙えるところにつける。最初に大山が狙ったが、グリーン右のバンカーに。不動はピンにまっすぐ飛ぶもオーバーして奥のラフにつかまった。最後に狙った藤井は見事グリーンの右を捉えたが、長いイーグルパットを残した。
大山、不動がいかに寄せきれるかに注目が集まったが、大山はバンカーから出したものの、オーバーしてグリーンからこぼれてしまう。一方、不動は、アプローチをショートして嫌なバーディパットを残した。ここで長いイーグルパットに挑んだ藤井は 、ほぼまっすぐのラインをしっかり打ち切り、見事イーグルを奪取。この瞬間に、藤井かすみの優勝が決まった。
藤井はこれで今季3勝目、賞金ランクも2位に浮上。また、今週から替えたばかりの新パターが見事にはまり、プレーオフのイーグルパットを生むなど優勝に大きく貢献した。
そのほか、今大会の招待選手、米国女子ツアーで通算6勝を挙げているグレース朴(韓国)は、この日ダブルボギーが出るなど苦しい展開が続く。後半なんとか立て直し底力を見せるも、通算4アンダー14位タイ。また、注目の横峯さくらも2日目、最終日と伸ばしきれず、通算4オーバー48位タイでいいところを見せることなく今大会を終えている。