宮里藍、横峯さくらは2日目も奮わず。トップは服部道子
沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部で開催中の2005年度国内女子ツアー初戦となる「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」2日目。南国沖縄で開催されているにも関わらず、報道陣にカイロが配られるという寒さに加え、時折強い雨と激しい風がふく悪コンディションの中で進行。多くの選手がスコアを落とす持久戦となった。
この大会で最も注目を集めている宮里藍と横峯さくらは初日に続き2日目も同じ組でラウンド。悪天候にも関わらず2人のプレーに多くのギャラリーが集まった。
3オーバーの22位タイと出遅れた宮里藍はスタートホールでボギーをたたいたが、続く2番でバーディを奪って取り戻し、さらに5番でもバーディ。その後12番までは我慢のゴルフでパーを拾っていったが、13、14、16、18番とボギーをたたきトータル6オーバーの15位タイでホールアウト。「カイロを1つ背中に入れてラウンドした」宮里だったが、寒さ、雨、風に後半は我慢できなかった。
宮里藍と同じく22位タイでスタートした横峯さくらは2番、3番を連続ボギーとする最悪の出だし。しかし、続く4、5番で連続バーディを奪い流れを取り戻したかに思われた。ところが、7番でダブルボギー、8番でボギーとスコアを崩していく。バックナインでも2つスコアを落とし8オーバーの31タイでホールアウトした。
横峯さくらの不調に「明日は俺がキャディをやる」と報道陣に語った父・良郎氏。さくら本人は「予選落ちしたらキャディをやってもいいという約束なので拒否します」ときっぱり。キャディの件はどうなるか不明だが、「寒さでアドレスが猫背気味になっていたことに16番で気づいた」とさくら本人も2日目のラウンドには不満。最終日は少しでも順位を上げたいところ。
予選ラウンドを終えアンダーパーの選手がいなくなり、通算イーブンパーで単独首位に立ったのは服部道子。また通算1オーバー2位タイには、この日2アンダーをマークし、ただ一人アンダーパーでラウンドした大場美智恵と初日首位の藤野オリエが追走。そして昨年の賞金女王・不動裕理が通算3オーバーの6位につけている。
そのほか、アマチュアとして出場し注目を集めている18歳の諸見里しのぶは5オーバーの10位タイ、15歳の宮里美香は15位タイと健闘中。しかし、15歳の金田久美子は11オーバーの52位タイで残念ながら予選落ちとなった。なお、女子ワールドカップで宮里藍とともに優勝した北田瑠衣は、15番ホールを終了後、右手親指痛のため棄権した。