2009年 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント

藤田が逆転勝利! 石川遼は10位タイに浮上

2009/07/26 15:10
逆転で今季初勝利を飾った藤田寛之

北海道のザ・ノースカントリーGCで開催されている、国内男子ツアー第8戦「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」の最終日。連日の曇天、時折り雨がぱらつく生憎の空模様となったが、この日も熾烈なバーディ合戦が演じられ、最終ホールで決着がつく熱戦が繰り広げられた。

優勝を飾ったのは、3打差の通算10アンダー、2位タイからスタートした藤田寛之。初日から調子の悪さを訴え、「今日も、まだ自分に自信が無い状況でスタートした」という藤田だが、前半の7番、8番とピンそば50センチに絡めて2バーディを奪取。「ショットがどんどん良くなって行った」という後半は、11番でバーディを奪うと、15番で再びピンそばに絡めてバーディ。16番でも4メートルを沈めてバーディを奪い、1組前を回る井戸木鴻樹と共に通算15アンダーで並び、最終18番パー5を迎えた。

3打目をピン手前2.5メートルにつけると、これを沈めてバーディフィニッシュ。大きなガッツポーズを見せ、通算16アンダーの単独首位に立って後続を待つ。1打差で最終ホールを迎えた井戸木も、3打目をピン奥3.5メートルにつけるバーディチャンス。だが、プレーオフをかけたパットはカップを逸れ、この瞬間に藤田の今季初勝利、通算7勝目が決まった。

通算14アンダーの3位タイに、谷口徹宮本勝昌。22位タイからスタートした石川遼は、初日から尻上がりに調子を上げている状態そのままに、次々とバーディを重ねる。一時は首位に2打差まで詰め寄る猛追を見せたが、17番パー4で2打目を池に入れて万事休す。それでも6バーディ、1ボギーの「67」をマークし、通算11アンダーの10位タイに浮上して大会を終えた。

最終18番でバーディを奪い、派手なガッツポーズ! 今季初勝利を掴み取った
17番の池ポチャが痛かったが、連日のバーディラッシュでギャラリーを大いに沸かせてくれた
あと1歩で16年ぶりとなる勝利を逃した井戸木鴻樹
今シーズン自己最上位フィニッシュ、3位タイで終えた谷口徹
ライバルの藤田寛之と終盤まで優勝争いを演じた宮本勝昌

2009年 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント