井戸木鴻樹が16年ぶりの勝利に王手! 石川遼は急浮上
2009/07/25 16:10
北海道にあるザ・ノースカントリーGCで開催されている、国内男子ツアー第8戦「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」の3日目。午前中に降っていた雨も正午前には止み、グリーンが軟らかくボールが止まりやすい状況下、多くの選手がスコアを伸ばす展開となった。
通算13アンダーで単独首位に躍り出たのは、2位からスタートした井戸木鴻樹。4バーディ、ノーボギーの内容で、うち3つはパー5でマーク。飛距離ではハンデを負う井戸木だが、「2打目を刻んで、ショートアイアンで狙うのが僕のゴルフ」と、持ち前の正確なショットを駆使し、チャンスホールで着実にバーディを奪った。2位に3打差をつけて迎える最終日、ほぼ16年ぶりとなる優勝にあと一歩まで迫っている。
通算10アンダーの2位タイに、宮本勝昌、藤田寛之、梶川剛奨、金亨成(韓国)の4人。単独首位からスタートした宮本は、前半は4ボギーと順位を落としたが、後半に4バーディとナイスカムバック。「待つしかないと思ってプレーしていました。その甲斐がありましたね」と笑顔を見せていた。
中嶋常幸は、片山晋呉、谷口徹らと並び通算8アンダーの9位タイ。カットラインぎりぎりとなる46位タイからスタートした石川遼は、3連続を含む7バーディ、3ボギー。通算6アンダーの22位タイに大きく浮上している。