星野陸也が首位堅守 1打差に岩田寛 4打差に蝉川泰果、堀川未来夢
◇国内男子◇中日クラウンズ 3日目(29日)◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557yd(パー70)
首位から出た星野陸也は5バーディ、1ボギーの「66」で回り、通算11アンダーの単独首位で最終日を迎える。2022年「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」以来のツアー7勝目を目指す。
序盤は強風に苦しめられたが、流れが変わったのは7番(パー3)。8Iを握った一打は「あの球と同じように打てばいい」と、オナーで打った岩田寛のショット軌道をなぞるように右のガードバンカーの上からドローボールで回していくイメージだった。あと少しでホールインワンというスーパーショットから2連続バーディを決め、後半も2つ伸ばした。
「岩田さんが後半(5バーディで)猛チャージしてきて…」とプレッシャーを受けながら、最終18番で上り3mのスライスラインを強気のタッチでねじ込むバーディで締めくくった。当地で2年前に優勝している岩田、ルーキー蝉川泰果と回る最終日最終組でのプレーへ「風と雨、グリーンの状態、砂(バンカー)の状態のジャッジが重要になってくる」と天気予報もにらみながら冷静に話した。
首位と1打差の10アンダー2位で岩田が続き、今季2戦目でプロ初勝利を遂げた蝉川は堀川未来夢と並んで4打差の7アンダー3位。6アンダー5位にツアーデビュー戦の服部雅也が続く。
石川遼は4番でホールインワンを達成して「67」で回り、今平周吾、香妻陣一朗、阿久津未来也、初日首位スタートの金田直之と同じ通算5アンダー6位にいる。
22年大会覇者の稲森佑貴は3オーバー44位。
<主な上位成績>
1/-11/星野陸也
2/-10/岩田寛
3T/-7/蝉川泰果、堀川未来夢
5/-6/服部雅也
6T/-5/金田直之、今平周吾、石川遼、香妻陣一朗、阿久津未来也