2008年 ANAオープンゴルフトーナメント

矢野東が片山晋呉らを振り切り、3年ぶりの勝利!

2008/09/21 12:55
片山晋呉らを振り切り、3年ぶりの勝利を挙げた矢野東

北海道にある札幌ゴルフ倶楽部輪厚コースで開催されている、国内男子ツアー第14戦「ANAオープンゴルフトーナメント」の最終日。午前中は薄い雲に覆われていたが、午後になってからは陽が差し始め、気温も徐々に上昇していった。

首位の矢野東を3ストローク差で追う片山晋呉は、1番スタートホールで幸先よくバーディを奪う。対する矢野は、2番でボギーを叩き、早くも差は1ストロークに縮まった。しかし、「パーオンしなかったのは2番だけ」と、初日から好調なパットに加えてショットも切れていた矢野は、その後5バーディを奪取。最終的には通算15アンダー、2位に4打差をつける圧勝を遂げ、3年ぶりとなる通算2勝目を達成した。

通算11アンダーの2位タイには、3位タイからスタートした武藤俊憲と、6位タイから浮上した中嶋常幸。武藤は15番のダブルボギーが悔やまれる結果となった。中嶋は「この」一週間は収穫だらけで、そういう意味では満足です」と充実の表情を浮かべていた。

片山は逆転勝利による永久シード獲得(通算25勝)を逃し、久保谷健一藤田寛之と並び通算10アンダーの4位タイに終わった。また、35位タイからスタートした丸山茂樹は、この日のベストスコアタイとなる「66」をマークし、通算7アンダーの10位タイに浮上した。

最終18番でウィニングパットを決め、ガッツポーズの矢野東
最後まで上位争いを演じた中嶋常幸。右腕にテーピングを巻いてのプレーだった
終盤に引き離された片山晋呉。永久シードは再びお預けとなった
最終日のベストスコアタイ「66」をマークし、10位タイに浮上した丸山茂樹

2008年 ANAオープンゴルフトーナメント