星野英正が5打差をつけて悲願のメジャー獲得
2008/07/06 19:24
茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブで行われている、国内男子ツアー第9戦「UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」の最終日。2位に3打差の11アンダー単独首位でスタートした星野英正が、前半に2ストローク伸ばし逃げ切り態勢を作った。
中盤、10番、11番でボギーを叩いたが、すぐにスイングを微調整し12番でバーディ。さらに15番パー5で3打目をピンの右サイド2メートルにつけ13アンダーまでスコアを伸ばした。星野を追いかける岩田寛、久保谷健一は、前半からスコアを崩し優勝争いから脱落。代わって上位に上がってきたのは、最終組の1つ前でラウンドするブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)と野上貴夫だった。
ブレンダンは前半に8アンダーまで伸ばし星野とは4打差まで近づいたが、スコアを伸ばしたい15番パー5で痛恨の3パットによるボギー。この時点で星野との差が6つに開いてしまった。野上は3日目の後半に5ストローク伸ばしてきたが、その勢いをキープし、最終日も3バーディ、ノーボギー。ブレンダンと野上が通算7アンダーで2位タイとなった。
最終18番を6打差で迎えた星野は、ティショットでフェアウェイを捉えたが、2打目で前方の木に当てラフに捕まる。そこから2ストローク要してグリーンに乗せ、1パットのボギー。通算12アンダー、2位に5打差をつけツアー3勝目を悲願のメジャー大会で達成した。
予選2日間首位をキープした久保谷は6アンダー、丸山大輔と並び4位タイ。星野の後輩、岩田は出入りの激しいゴルフで通算4アンダー7位タイでホールアウト。また、大会連覇、永久シード入りを狙った片山晋呉は、この日も2ストローク後退し、通算2オーバー15位タイで大会を終えた。