2008年 つるやオープンゴルフトーナメント

岩田寛が首位キープ、宮里聖志らが追う

2008/04/26 19:07
2度目の最終日最終組を迎えるトーナメントリーダーの岩田寛

兵庫県にある山の原GC山の原Cで行われている国内男子ツアー第2戦「つるやオープン」3日目。決勝ラウンドに入っても、前日に引き続き青空が広がったが、代わりに強い風が吹き始め、選手たちを苦しめた。

第2ラウンドを終え、通算12アンダーで単独首位に立った岩田寛。第3ラウンドは、「グリーンが速くなっていたので、いつものストロークが出来なかった」と、前半はパットに苦しむ。9番からは4連続ボギーを叩き、一時は首位の座を明け渡した。だが、15番で4mのバーディパットを沈めると、続く16番でも7mを沈めて連続バーディ。結局この日は2つスコアを落としたものの、通算10アンダーで単独首位をキープした。

初優勝を目指す岩田だが、「優勝“したい”というのはないです。でも、優勝“する”っていうのはある」という。最少リードで最終日に挑むが、「人は気にしないでやって行きたい」と、静かに話した。

1打差で単独2位に続くのは、この日「65」とスコアを伸ばしたS.K.ホ。昨年は不本意なシーズンとなったが、「今年は開幕から2戦目で優勝争い出来るのが嬉しい」と笑顔を見せる。さらに1打差で、宮里聖志が単独3位につけている。「多分、(藍も)『どうせ…』って感じで見ていると思うけど、『おいっ!』って言われるような結果を出したいですね」。

注目の石川遼は、この日はスコアを伸ばせず通算1オーバーの38位タイに後退。それでも、大勢のギャラリーを引き連れて、6番パー5では直ドラを披露するなど、随所に沸かせるプレーを見せた。

「優勝は意識せずにやる」という宮里聖志
最終18番でバーディを決め、気迫のガッツポーズを見せる谷口徹
「良い感じになってきました」という片山だが、18番ではバーディパットが決まらずに…
強い風の中、この日ベストの「65」で単独2位に浮上したS.K.ホ

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