小田孔明4年ぶり首位発進 “誤球”の松山英樹&星野陸也は56位
◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 初日(15日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7027yd(パー71)
2014年賞金王の小田孔明が7バーディ、2ボギーの「66」でプレー。5アンダーで、14年「ゴルフ日本シリーズJTカップ」以来4年ぶりとなる首位発進を切った。
「すいません、すいません」。小田は同伴競技者に頭を下げながらプレーしたという。第1打が何回も林に入り、そのたびにアイアンで好リカバリーを見せた。12番、14番ではいずれも第1打を左の林に突っ込ませながらバーディ。「(同じ組の)Y.E.ヤンさん、山下和宏さんが『なんでこれで5アンダーなんだろう』って首をかしげていた」と恐縮しながら好スタートを決めた。
1Wショットの不振について「原因が分からない。謎。先週は一切曲がらなかったのに」と不安をのぞかせながら、他の13本のクラブの出来には自信がある。「パターに救われた。フェアウェイにさえ行ってくれれば、バーディチャンスにつけられるくらいアイアンはキレている」と力を込めた。
1打差2位に稲森佑貴、岩田寛、比嘉一貴、竹谷佳孝、大堀裕次郎、ともに米ツアー1勝のエミリアノ・グリジョ(アルゼンチン)とアンドリュー・パットナムら9人が並んだ。
大会3連覇を目指す世界ランキングトップのブルックス・ケプカは2アンダーの18位とし、谷口徹や片山晋呉らと並んだ。賞金ランキング1位の今平周吾はイーブンパーの42位で初日を終えた。
前半14番の第2打でお互いのボールを間違えて打ち、誤球による2罰打を受けた松山英樹と星野陸也はともに1オーバーの56位。松山は同ホールでダブルボギーをたたいたほか、4バーディ、3ボギーだった。
石川遼は2オーバーの68位。5カ月ぶりにツアーに出場した中嶋常幸は7オーバーで出場84人中83位、尾崎将司は9オーバーの84位になった。
<主な上位成績者>
1/-5/小田孔明
2T/-4/稲森佑貴、岩田寛、比嘉一貴、竹谷佳孝、大堀裕次郎、E.グリジョ、A.パットナム、Y.E.ヤン、リュー・ヒョヌ
11T/-3/藤田寛之、池村寛世、竹安俊也、久保谷健一 ほか
18T/-2/B.ケプカ、谷口徹、片山晋呉、片岡大育、堀川未来夢 ほか
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56T/+1/松山英樹、星野陸也、宮里優作