1997年 住友VISA太平洋マスターズ

またもウェストウッド! 尾崎直道2位へ後退

1997/11/15 18:00

昨年の優勝者、リー・ウェストウッドがこの日なんとボギーなしの7バーディ。一気に走り出した。コースに自信を持っている。「昨年は3打を追い込んでプレーオフの勝利だったが、今年は反対に3打のリード。ボルボマスターズでも3打差あったのを守りきって勝った。やはりリードしている方がいいよ。このコースは自分にとって勝てるコースだと思う」とウェストウッド。
先々週はボルボマスターズで優勝。先週はサラゼンワールドで2位。上がり調子。欧州ツアー賞金ランキング3位の男が勝つ気になってプレーをしている。

尾崎直道はパットが入らない。ジリジリしながらの4バーディ、69。 「OKバーディが3コ。3メートルが1つだけ。パッティングは悔しいね」と直道。首位との3打差は「ギリギリのストローク差」だという。ウェストウッドに関しては「若いし、伸びてきて自信をつけてるからな・・」とちょっと分が悪い。
兄ジャンボもいまいち伸ばせない。 「今日はパットだけだよ。悲しいよね、ずっと外し続けた。3メートル以内のパットが8発。8発外しちゃうとスコアにならない」とジャンボ。

3位グループにはM.オメーラD.クラークと強豪がぞろぞろ。クラークは2番でトリプルを叩きながらの69だった。多くの選手が半袖で震えていた天気も「母国のアイルランドに比べれば暖かい。気にならないね」とか。明日、万一ウェストウッドがもたつくと、大混戦になる。

1997年 住友VISA太平洋マスターズ