1997年 住友VISA太平洋マスターズ

水巻、山本(善)が-6。1打差に直道!

1997/11/13 18:00

初日は風もなくまずまずの曇天。水巻善典、山本善隆がそれぞれ32-34の66として初日トップ。P.マックウィニーもインでバーディを溜めこんで同じく66。
水巻善典はボギーなしの6バーディ。「グリーンまわりのチップショットがイメージ通り。うまくいった。パーのホールもほとんどOKパーだから。目標としては3週勝つ気持ち。気を抜かないでプレーしますよ」

山本善隆は1ボギー、7バーディ。「1番でバーディにして気が楽になった。でもバーディホール以外はけっこうピンチが多かった」という。途中であの杉原プロが4アンダーにしていたのでびっくりしたとか。 「今年はグリーンが重いからしっかり打てる。こういうグリーンなら日本選手でもやっていけるんじゃないかな」
夏の疲れが出て体調を崩してる。現在賞金ランクは70位。かなり苦しい。 「ただ性格的に休めないんだよね。賞金の大きいこの試合で早くランク60位のシードに入りたいね」

まだまだ試合の行方は混沌としているが、尾崎直道が首位グループに1打差の4位と絶好の位置につけている。 「風邪ぎみなんで、無欲でやってたのが良かったのかな。手首? 95バーセントくらいは良くなった。でも連戦すると後が怖いね。マッサージ受けながらあと4連戦するつもり」

またできれば優勝、それが無理でも少しでも上位賞金を狙いたい丸山茂樹はジャンボ尾崎と同じ1アンダー集団。 「ま、頑張ります。4日間のうち1回爆発できればチャンスはあると思うけど。4日間もあるんだから、気持ちを前向きに持っていきますよ」
残り試合もわずか。それぞれが、それぞれの思惑で今年を乗り切ろうと苦しんでいる。

1997年 住友VISA太平洋マスターズ