藤田寛之、4打差をつけてトップ快走
1997/09/13 18:00
風がけっこう吹いた。ジャンボ尾崎は前半3バーディ。しかしインに入って伸びない。13番ショートでボギーとした他はスコアカード通り。
「何も言うことはないよ」と開口一番。「セミラフがドロップしそうに感じる。ドロップを計算しても、かからないこともあるんで、計算がしずらい。グリーン上でどうにかしなければいけないんだが・・・」と少し弱気。「明日は最終組だけど、見学に回るよ」とまで言った。もちろん、本気にしてはいけない。追い込みのジャンボは若手プロにとって恐怖の大王なのだから。まだまだ怖い。
藤田寛之が健闘している。アウト、インとも3バーディ。あいかわらずボギーなし。「3ラウンドもボギーなしなんて初めてです。別人がゴルフをやってるみたいで気持ちが悪い。でも、そろそボギーが出るような気がします」と藤田。 「こんなリードしての最終組は初めてです。一晩寝るといろいろ考えてしまいそうで、できるならこのまま36ホールやってほしいですよ」
明日はジャンボと一緒の最終組。「ギャラリーが多いでしょうね」と言う。このところギャラリーから声がよくかかるようになった。「嬉しかったです」
杉原輝雄はやはり無理だったみたい。続かなかった。「1番でバーディが取れない。2番では前の組でジャンボがバーディとってるのに、こっちは3パットのボギー。そこからリズムが狂ってしまった」とボヤイた。「それにしても藤田クンはうまいよ」と一言。