丸山茂樹、自信の快進撃「66」でガッツポーズ
1997/06/22 18:00
尾崎直道がやはり追い込んできた。「直道さんのアイアンはすごい。直道さんはほんとにしつこい」と丸山が賛嘆するゴルフでトータル7バーディ。しかし14番の3パットが痛かった。
2打差で迎えた最終18番はセミラフから果敢にスプーンで2オンのピン狙い。しかし飛び過ぎて奥に転がったボールを見て、丸山茂樹はすかさずピン狙いに方針を転向。「それまでは安全なピン右を考えていたんだけど、あのショットを見て、狙いに行ったんです」 ぴったり付けてバーディ。優勝を決めた。日本プロに続く今季2勝目。
「自分の立てたプランどおりにプレーできたのが嬉しい」と丸山は言う。その結果として勝てることもあるし、負けることもある。それでもいい。これからは平均ストロークやパーオン率などデータ的な部分にこだわってプレーしたいと考えている。賞金ランキングではジャンボに1400万円差と迫った。あと一回優勝すれば追い越せる。
「またジャンボさんのいないところで勝ってしまった。一回、ジャンボさんの目の前でガッツボースを決めてみたいですけどね」という。「そろそろMと言ってもらうようにしないと・・自分の時代というより、ようやく入口が見えてきたという感じなんですけどね」 そう、OM時代の幕開け宣言?
「65のスコアで負けたんだから、しょうがないよ」と尾崎直道。「18番? 18番はやはりイーグル狙いじゃないと仕方ないでしょ。まぁ自分としては、パター以外はまぁまぁだったと思ってるから・・」 唯一のキズ(?)であるパッティングについても、長尺パターを検討しているんだという。「これからジャンボと丸山にトライしていくよ」