期待の新人、諸藤将次が「ジャパンゴルフフェア」のイベントに参加
1998年 久光製薬KBCオーガスタゴルフトーナメント
期間:08/27〜08/30 場所:芥屋GC(福岡)
ジャンボ尾崎、大会3連覇を飾る!
これがジャンボ尾崎の優勝方程式!というパターンだった。決して完璧というゴルフではないが、しかし崩れることなくホールをこなしているうちに、追いかけるべき若手が一人芝居を演じて次々と消えていく。終わって見れば最終18番で気楽なボギーを叩いても、それでも4打差。悠々の勝利。これで今季は2勝目。51歳にしてこの大会は3連覇。賞金ランキングでも首位のB.ジョーブに肉薄。強い!としか表現のしようがない。
ジャンボ尾崎は「いちばんイヤなホール」1番をボギー。「こういうイヤな風、いやなスタートホールってのは、けっこう引きずるもんだよ。こういうときは早めにバーディとってボギーを忘れればいいんだ」
そのバーディが来たのは6番。決して早めというタイミングではなかったが「優勝争いしているチームってのはスコアが伸びないんだよ」という読みが当たり、肝心の桑原が苦戦。「相手が伸びてくると、よーしという感じになるんだけど、相手が追ってこない。だからこちらも逃げたいというマイナス思考になってしまった」というわけで結局3バーディ、3ボギー。平凡なパープレー。
ま、いろいろな講釈はあるが、なんと言っても得意なコースをきっちり勝っての2勝目。「これで後半戦、やっていける感じが出てきたね」
「下手だなー」とため息をついたのは高見和宏。前半は5バーディとしながら16番17番で連続ボギーとした。「単独2位だったら900万円なんて話してたんだけど・・」ガクっと3位に後退した。
桑原克典は惜しい2位。「結果は散々だったけど、でもようやくジャンボさんと初めて勝負ができたという感じです。いままでは勝負しようという気持ちもなかった」
これからも勝負していくという。「ジャンボさんに勝つのは夢ですから」