やはり強し。ジャンボついに今季初優勝!
勝つだろうなとみんなが内心思っていた男、ジャンボ尾崎がやはり勝った。コースとの相性もあるだろう。ヨネックスオープンという名称になってからだけでもこの八本松で過去4勝。広島オープンそのものの勝利なら通算8度目。もちろんそれだけではない。なんといっても圧倒的に強いのだ、としか言いようがない。
意外とも言うべき今季初優勝。初優勝ながらこれで賞金獲得額も5700万円とした。ヨイショ!と音をたててのランキング3位浮上。これから一気呵成にジョーブ追撃が始まるのだろうか。
尾崎は最終日、7バーディ、1ボギー。15番ロングでのボギーは痛かったが17番ショートでバーディとして回復。けっして万全とはいえない形だったが勝利を拾った。「後半少しバタバタしたけど、途中までは非常によかった。上り調子になってきたという感じだね」とジャンボ。
6月の全米オープンはジャンボにかなりの傷を負わせたようだ。しかしようやく回復。「精神的にももう大丈夫。これでまたトーナメントに対して欲がまた出てきた。これでまた戦えるようになった」
ここ数週、よりパワフルにスピーディに振りたい、そのための肉体を鍛えたいと努めてきた。スウィングを変えようと努力してきた。「ところが久しぶりに自分のスウィングをテレビで見たら、ぜんぜん変わっていないんだよ。イメージしたようにはなっていない。変えたつもりでも外見はそう変わるもんじゃないんだろうな」
6アンダーを目標にプレーした片山晋呉は7バーディ、1ボギー。予定通り66でプレーしたが追いつけなかった。「今季5戦目で優勝争いできたのは良かったです。今後どうすれば勝つことができるのか、課題ができたのは幸せです」。
横山明仁も7バーディ、1ボギーの66。「ベストゲームです。途中までは、もしやと思っていたんですが・・」上にいるジャンボにも66を出されては仕方ない。「これから出られる試合は全部出て、シード権獲得です」