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初日の首位は溝口英二、川原希

ツアー最終戦。今年も沖縄の大京CCで行われるが、名称はファンケル沖縄オープンだ。来季ツアーシードを確保しようと躍起になっている選手に加え、今年の賞金王もまだ確定していない。賞金王に王手の直道を細川和彦が最後まで追い詰めて放さない。沖縄決戦までもつれこんだ。面白い展開だが、ランキングのボーダーライン68位前後にいる選手のラストスパートに押され気味のスタートとなった。

初日首位に並んだのは、5アンダーの溝口英二・川原希の2人。1打差3位には谷口徹深堀圭一郎佐々木久行がつけた。井戸木鴻樹・手島多一ら5人は3アンダー6位にいる。

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アウトからスタートした溝口は出だしから連続のバーディを決め、好調に滑り出した。後半のバーディは11番ホールのみだが、その後は大きな崩れも見せずにパーでまとめて5バーディ、ボギーなしの66をマークした。「ショットもパットもオフの課題を見つけながらやっている感じです。シード取りだけで満足してたら上には行けませんから。今日はたまたま、初日は気楽にプレーできますからね」

賞金ランク現在70位にいる井戸木鴻樹はチャンス到来だ。5バーディ、2ボギーの3アンダー6位。中盤までトップを走ったが、14・17番をボギーにして後退。しかし「2ストローク差は楽しみな位置。少しでも稼いで帰りたい」

6バーディ、1ボギーの川原希は、細川と同じ29才。「守りに入らず思い切りプレーできたのが良かった。賞金シードを取ったら、同い年の細川プロと同じ土俵に立てます。早く追いつきたい」

「パターが全然入らない!!」とは、細川和彦。前半で2つ貯金を稼いだが「なんとしても勝ちたい」と、気合が入りすぎたか。後半はボギー・バーディの繰り返し。落とした分の回収はしているが、ラチがあかない。バーディは5つ決めたものの結局2アンダー11位からの出発となってしまった。

尾崎直道は3バーディ、2ボギー、1ダブルボギーで1オーバー60位と出遅れ気味。「まあ、カズ(細川)と『最後の争いで勝負しよう』という熱意があって2人共ここまで来たんだ。明日は精一杯やって予選落ちしないようにするだけ」 今季最後の大会で師弟対決が見れるかもしれない。

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1999年 ファンケル沖縄オープンゴルフトーナメント



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