2000年 アジアパシフィックオープンゴルフ選手権 キリンオープン

片山晋呉、優勝宣言を実現

2000/04/23 18:00

1時過ぎから雷雨接近のため約1時間20分のプレー中断。ようやく再開したものの夕刻になってからもまたまた30分の中断があり、なかなかに忙しい最終日だった。

こんなコンディションではスコアを大幅に伸ばすのは難しい。結果的にガマン較べのような展開になったが、前日「茨木弁で優勝スピーチをしたい」と宣言していた地元片山晋呉が9番で首位に並び、13番で長いバーディパットを決めてリード。そのまま逃げきって勝利を飾った。首位でスタートした佐々木久行は前半でスコアを崩して後退、また可能性のあったピーター・シニアは11番のダブルホギーで勝機を逸し、片山にプレッシャーを与える最後のチャンス18番でもバーディを奪えなかった。

「今年はゴルフが楽しい。体調もいいし、思ったようなゴルフができている」という片山晋呉。「今週のキリン、来週の中日クラウンズをターゲット」と明言していたが、その調整方法が間違っていないことを立証できた。

丸山、横尾などと比べて自分はプロとして何を個性にしようか考えた末、「ひげがすごくきれいに生える」のでこれを売り物にしていこうと計画しているとか。ただし新婚の奥さんは大反対しているらしい。これで98年のサンコーグランドサマー、99年JCBクラシック仙台に続くツアー3勝目。

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