2013年 タイランドオープン

タイでアジアシリーズ開幕 11バーディの小田孔明が単独首位!

2013/03/14 20:32
6連続を含む11バーディの快進撃!単独首位発進の小田孔明

◇国内男子 アジアシリーズ◇タイランドオープン 初日◇タナシティゴルフ アンド スポーツクラブ(タイ)◇6,930ヤード(パー72)

4月の国内男子ツアー開幕に先んじて、日本ゴルフツアー機構(JGTO)とワンアジアツアーとの共同主管により展開されるアジアシリーズ第1戦。初日から繰り広げられたバーディ合戦をリードしたのは、JGTO枠から出場の小田孔明。序盤2番からの6連続を含む11バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの「64」をマークし、8アンダー単独首位と絶好のスタートを切った。

7アンダーの2位タイには、ハン・ジュンゴンチョ・ミンギュ(ともに韓国)ら6名が集団を形成。日本勢の上位では、5アンダーの11位タイに藤本佳則谷原秀人今野康晴矢野東が続いている。池田勇太片山晋呉は、イーブンパーの99位タイと出遅れ。第2ラウンドを終えた上位65位タイまでの選手が決勝ラウンドに進出する。

<強気が生んだ自身初の11バーディ>

気温34度と灼熱の太陽の下で、日本ツアーの小田孔明が8アンダーをマークして単独首位に立った。全体でいえば午前スタートの選手が大きくスコアを伸ばす中、暑さもピークの12時50分にスタートした小田は、2番から7番まで6連続でバーディを奪うロケットスタート。

連続が途絶えたのは8番での3パットだった。「連続バーディは内容覚えていないですよ。でも、3パットだけは鮮明に覚えています」とその時を振り返る。続く9番ではバーディパットがカップに蹴られてしまうが、10番パー5、11番と連続バーディを奪った。

小田にとって2度目の試練は15番パー4。2打目がグリーン奥の深いラフに捕まり、3打目でもグリーンに届かずダブルボギーをたたく。しかし、16番パー5で再びバーディを奪うと、最終18番はピン手前6メートルに付けて強めにカップにたたき込み、渾身のガッツポーズを見せた。

「アイアンはオフの調整も上手くいっていたので不安はありませんでしたし、今日はイメージ通りに打つことが出来ました。11バーディは記憶にないですね。なによりパターが良かったですね。こういうグリーンはカップ周辺がどう転がるかわからないので、とにかく強気で打ちました。気持ちいいぐらいに入りましたね」とご満悦。「明日は予選落ちしないように頑張ります」。謙虚というより、調子の良さを強調するような口ぶりでロッカールームへ向かった。

やっときたバーディで喜んでいいのか複雑な表情を浮かべる
16番でティショットを右に曲げがっくりと肩を落とす
後方のエミレーツガールさん。選手を観ないでしっかりカメラ目線いただきました
8アンダーまで伸ばしていたが、最終9番で痛恨のダブルボギー
昨年のアジアンツアー賞金王は飛び上がるような独特なフィニッシュ

2013年 タイランドオープン