執念のバーディ! 深堀圭一郎がまたしてもジャンボをねじ伏せた
2001/07/08 18:00
国内男子ツアー「住建産業オープン広島ゴルフトーナメント」の最終日は昨年の最終日を上回る白熱した展開となった。
前日、予選第2ラウンドで単独首位に立った深堀圭一郎は中盤スコアを伸ばせず、スタート時の10アンダーで終盤に入り15番パー5ではティショットを林に入れてしまった。
そのころ、前日66をマークし、15位タイまで浮上したジャンボ尾崎が17番パー3でこの日7つ目のバーディを奪い13アンダーまで伸ばした。そして最終ホールもパーで上がり、後続組を待つ形となった。
首位ジャンボを追う昨年賞金王の片山晋呉、谷口徹はスコアを伸ばしきれず、田中秀道も17番でバーディを奪ったが最終ホールのティショットを池に入れ万事休す。
最終組の深堀は16番ティショットを右サイドのラフへ入れてしまった。しかし、セカンドショットでグリーンを捕らえるとおよそ8メートルのバーディパットを沈め11アンダー。続く17番パー3でもバーディを奪い、最終ホールは昨年の最終日を髣髴する気合いの入ったショットで2オンに成功。ピン手前4メールからのバーディパットをねじ込みジャンボとのプレーオフに入った。
プレーオフ1ホール目。いいリズムで入った深堀はティショットをフェアウェイセンターに運んだが、ジャンボは右のラフへ。セカンドで果敢に攻めたジャンボのボールは、グリーンをオーバー、3オンしたがおよそ1.5メートルのパーパットを外してしまった。
2オンに成功した深堀が慎重にパーパットを沈め2年連続でジャンボをねじ伏せ優勝を飾った。負けたとはいえ、2日間で13バーディ、ノーボギーでまわったジャンボは、この八本松での強さを発揮。今後のジャンボには注目したい。