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大物4人のプロアマにギャラリー大満足

ダンロップフェニックストーナメントの前日、フェニックスカントリークラブでプロアマトーナメントが行われた。基本的にはプロ1名に対し、招待客3名が組んでラウンドするのだが、タイガーの組だけは特別だった。米国シニアツアーで活躍を続ける、現役プロゴルファーの青木功が入ることになったのだ。

招待されたのは、メジャーリーグベースボールのマリナーズに所属する、大魔神こと佐々木主浩。そして、テレビのスポーツ解説でもおなじみの元プロテニスプレーヤー松岡修造という組み合わせになった。押し寄せたギャラリーもほとんどがこの組について回り、報道カメラマンも群れをなして選手を取り囲んだ。

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松岡はティグラウンドを駆け下りると、そのまま2打地点までダッシュするなど、さわやか路線をひた走り、佐々木は豪快なショットでギャラリーを沸かせた。ところがこの2人、必ずと言ってもいいほど打ち終わったあとに、「青木さんお願いします!」と言う。プロアマでは、アマチュアチームは3人のベストボールを選択できるルールになっていたからだ。飛距離では青木を上回る2人だが、方向性では多少の難あり。青木のボールを採用するケースが多かった。

途中、前組の進行を待つ時間があると、タイガーは青木のスウィングを真似して見せ、「こんなスウィングで打ったら、左にひっかかってドフックになるよ」といった感じのジェスチャーをしていた。ゲストとして出場した佐々木と松岡は、タイガーのショット、パットを真剣な眼差しで見つめていた。さらにサービス精神旺盛のタイガーは、気軽にサイン応じるなど、ファンにはたまらない1日となった。

実際、この組以外はほとんどギャラリーなし。一様にのんびりしたラウンドとなった。ディフェンディングチャンピオンとして出場しているデビッド・デュバルの組では、ゲストの叶美香にギャラリーの視線が集中。「一緒に写真を撮ってください」という声も、デュバルにはまったくなし。少し寂しげなチャンピオンの横顔が伺えた。

さあ、いよいよ明日から大会が始まる。大会初日、注目のタイガーは、片山晋呉谷口徹との組み合わせになり、デュバルはジャンボ尾崎、中嶋常幸と回ることになった。世界の強豪がひしめく今大会、最初に飛び出すのはいったい誰なのか。

明日から、当サイトではラウンド後の詳報だけではなく、タイムリーな情報も掲載予定。朝一の練習風景から追いかけるので、ぜひお楽しみに!!

6ホールのエキシビジョン、フェニックスチャレンジ開催(11月19日)

ダンロップフェニックストーナメントの直前、指定練習日にあたる19日火曜日に、トーナメントコースの隣に併設されるトム・ワトソンゴルフコースで「フェニックスチャレンジ」が行われた。

参加したのは、タイガー・ウッズデビッド・デュバルセルヒオ・ガルシア、崔京周、そして、日本を代表して片山晋呉の5名。6ホールでのポイント・ターニー方式で行われ、5ホールを終了した時点で下位2名が脱落、最終的にポイントの一番多い選手が勝ちとなる。優勝賞金は500万円、エキシビジョンではあるが、各選手本番さながらのプレーを見せてくれた。ちなみに結果は12月22日(日)のテレビ放映を見てのお楽しみということで、今回は、その選手のプレーぶりを紹介しよう。

まずはタイガー、世界ナンバーワンの男が会場に入ると、ギャラリーの群れが一斉に移動を始める。12時に練習場に入り約1時間、スウィングの調整とクラブのテストを行った。使用するのはもちろんナイキのアイアンだ。タイガーがスウィングを行うと、周りのプロもしばし見学。唯一気にせずに打ち続けていたのは、伊沢利光だった。

さて、ゲームの方だが、途中ドライビングコンテストや、ヘッドスピードの計測、ニアピンなども行われた。「こんなもんでしょう」。各選手のコメントは一様に同じ。試合では見ることのできない笑顔があふれる場面も多かった。

タイガーの次に注目を集めていたのは、やはり昨年のフェニックス覇者デビッド・デュバルだ。前日、自身のアカデミーオープンのため他の選手よりも早めに来日したデュバルだが、イベントや取材に追われ練習はほとんどできていない。明後日からの本戦では、国内外を通じて1年ぶりの優勝を果たし、完全復活と行きたいところだ。

またスペインのセルヒオ・ガルシアは、何度も握りなおす、あのリグリップが完全に消え、スムーズなアドレスになった。ショットはというと、左に曲がるボールが出てしまい、最もトラブルショットが多かった。しかしリカバリーショットでは素晴らしい技術を披露してくれた。

そして、韓国勢として初めて米国ツアーで優勝し、すぐに2勝目もあげた崔京周は、タイガーを脅かす飛距離を放っていた。日本の片山も負けてはいなかった。得意のフェアウェイウッドを駆使し、パー5でもタイガーなど長距離ヒッターに引けをとらないゲーム運びをしていた。

この日は、午後からこのイベントが行われたが、他の出場選手は本会場となるフェニックスカントリークラブで練習ラウンド。そしてラウンド後には、デビッド・デュバル・ゴルフアカデミーと併用の広大な練習場でスウィングの調整を行っていた。今大会は欧州ツアーからも5名が出場するが、日本でもお馴染みの「葉巻男」ダレン・クラークが豪快なショットを連発。勢いあまってクラブのヘッドが飛んでしまうハプニングも飛び出した。

明日水曜日は、プロアマトーナメントが開催される。注目のタイガーは青木功、シアトルマリナーズの佐々木主浩、そして元テニスプレーヤーの松岡修造とラウンドする予定だ。明日は、この辺のプレーを中心にお送りしよう。

この日の模様をフォトギャラリーでもお楽しみください!

関連リンク

2002年 ダンロップフェニックストーナメント



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