片山が3位に浮上!首位は上田、石川はあえなく予選落ち
兵庫県にある山の原GC山の原Cで行われている国内男子ツアー第2戦「つるやオープン」の2日目。朝から気温は上昇し、風も無い穏やかな天候に恵まれて、軒並み60台中盤のスコアが続出。そんな中、きっちりと実力者が上位に顔を出してきた。
初日、5位タイのスタートを切った片山晋呉は、前半をパープレイで折り返すと、後半に5つのバーディを奪って「66」。「今までためらってやらなかった打ち方や攻め方を、今は思い切ってやれている。パズルでいうピースがはまっていく感じで凄く楽しい」と、マスターズからの好調を維持し、通算8アンダーの3位タイへと浮上した。普通にやれば優勝争いは出来るという片山。言葉の節々に、漲る自信が溢れている。
また、15番ホールでアルバトロスを達成したデービッド・スメイル(ニュージーランド)が、この日「64」で回って通算9アンダーの単独2位に浮上した。過去2度のアルバトロス経験があるというスメイルは、15番パー5、残り165ヤードを6Iで直接ねじ込んだ。「誰も見ていなくて、一人だけいたギャラリーがカップに入っているんじゃないかと教えてくれた」とちょっぴり寂しい快挙達成だったが、「感覚も凄くいいし、明日、明後日が楽しみ」と笑顔。
下からの追い上げを受ける上田諭尉だが、この日も「67」とスコアを伸ばして通算12アンダー、2位に3打差をつけて単独首位をキープしている。「ボードを見て、2位が片山晋呉って見て憂鬱になって(笑)。明日は雨ですよね?中止になってくれるのが一番の願いです(笑)」と、ゴルフ同様、口の方も絶好調だ。
他にも、通算8アンダーの3位タイに富田雅哉、1打差の5位タイに横尾要、近藤共弘、さらに1打差の8位タイに谷原秀人、ブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)など強豪が名前を連ねる。明日以降も上位は混戦となりそうだ。
一方、初日「73」と出遅れた石川遼は、立ち上がりの1番から4連続バーディを奪ったものの、5番以降に失速し、この日「72」。通算3オーバーでカットラインに2打及ばず、あえなく予選落ちとなっている。