2009年 ANAオープンゴルフトーナメント

谷口徹が中嶋常幸を振り切り2年ぶりの優勝!

2009/09/20 16:28
中嶋常幸を振り切りツアー15勝目、ANAオープン初優勝を飾った谷口徹

北海道の札幌ゴルフ倶楽部・輪厚コースで行われている、国内男子ツアー第13戦「ANAオープンゴルフトーナメント」の最終日。晴天に恵まれたが冷たい北風が吹きつける中、16アンダー単独首位からスタートした谷口徹が、2バーディ、2ボギーで16アンダーをキープし、2位に4打差で逃げ切り優勝を果たした。谷口は2007年の「日本オープン」以来となるツアー15勝目。シーズンオフに交通事故で肩を痛め、開幕から出遅れたが復活をアピールする勝利を飾った。

序盤の2番でバーディを奪い17アンダーとした谷口は、1番でボギーを叩いた2位タイスタートの中嶋常幸山下和宏との差を7打差に広げ独走するかと思われた。ところが、6番、7番とセカンドショットのミスで連続ボギー。一方、4番、5番で連続バーディを奪った中嶋が、7番でもバーディを奪い2打差まで迫った。

「2打差になったときは、少しやばいと思いましたよ。でも、自分のゴルフに徹することで悪い流れを止めました」。2年ぶりの優勝を目前に、多少の緊張感を感じていた谷口は、優勝が決まった直後「ほっとしています」と内心を明かした。

優勝した谷口とは4打差の12アンダー2位には、中嶋、山下と韓国の金庚泰の3人。11アンダー単独5位に谷原秀人、10アンダー6位タイに宮里優作室田淳が並んだ。大会連覇を狙った矢野東は通算6アンダーの13位タイ、大会ホストプロとして予選通過を果たした石川遼は、通算5アンダーの18位タイに終わった。

最終18番でパーパットを沈め自らに拍手をした中嶋常幸
2連続ボギースタートの山下和宏はその後持ち直し2位タイフィニッシュ
12アンダーまで伸ばし2位タイに食い込んだ韓国の金庚泰
7番のイーグルで波に乗った谷原秀人だが最終ホールでボギーを叩き1歩後退
スタートの1番でOBを叩き、ティグラウンドにカートで戻る石川遼

2009年 ANAオープンゴルフトーナメント