2009年 ANAオープンゴルフトーナメント

谷口徹が単独首位!過去4勝の中嶋常幸が追走!

2009/09/18 12:16
ショットはまだまだと言う谷口徹が2日間で10アンダーまで伸ばし単独首位に浮上

北海道にある札幌ゴルフ倶楽部・輪厚コースで行われている国内男子ツアー第13戦「ANAオープンゴルフトーナメント」の2日目。朝からコース内を風が吹き抜けるコンディションとなる中、5アンダー4位タイからスタートした谷口徹が、この日も5アンダーの「67」をマーク。通算10アンダーで単独首位に浮上した。

10番スタートの谷口は難易度がもっとも高い10番でボギーを叩いたが、12番パー5で4mのバーディパットを沈め、すぐにスコアを戻した。「序盤は流れが悪かったけど、12番で良い流れになりました。今日は風もあって、ピン位置も昨日より難しかった。これだけ良いゴルフができたのは輪厚では初めて」と笑顔で振り返った。

その谷口を2打差で追うのは、今大会4勝を誇る中嶋常幸だ。谷口と同じく5アンダーでスタートした中嶋は、序盤にバーディを3つ奪うと、8番パー3でボギーを叩いたものの後半の12番パー5でもバーディを奪い8アンダーまでスコアを伸ばしている。「予選2日間を上位で戦えたのは自信になる。明日からの2日間が楽しみだ」と、こちらも満面の笑みで記者会見を終えた。

7アンダー3位には、初日首位タイで大会連覇を狙う矢野東と、兼本貴司エディ・リー(韓国)の3人。さらに1打差の6アンダー6位タイに石川遼山下和宏金庚泰(韓国)の3人が並んでいる。4アンダー7位タイからスタートした石川は、前半に2バーディを奪ったが、10番で今大会初のボギーを叩く。しかしその後は粘りのゴルフでスコアを崩さず首位と4打差の6アンダーでホールアウト。残る2日間での巻き返しに期待がかかる。

予選2ラウンドを終え、通算イーブンパー54位タイまでの67名が決勝ラウンドに進出した。

今週から使用している新兵器のシャフトで単独2位に浮上している中嶋常幸
序盤はパットが決まらず何度もパターを放り投げて悔しがる矢野東
午前スタートの山下和宏は出入りの激しいゴルフながら6アンダー6位タイ
14番でバーディチャンスを決められず大きく舌を出しうなだれる丸山茂樹
4番で最初のバーディを奪いキャディと「背面グータッチ」を決めた石川遼

2009年 ANAオープンゴルフトーナメント