2010年 つるやオープンゴルフトーナメント

藤田が谷口徹とのプレーオフを制す! 石川は11位タイ

2010/04/25 14:09
谷口徹との3ホールに渡るプレーオフを制した藤田寛之

兵庫県にある山の原ゴルフクラブ 山の原コースで行われた、国内男子ツアーの第2戦「つるやオープン」の最終ラウンド。ようやく晴れ渡った青空の下、最後の最後まで予断を許さない熱戦が繰り広げられた。

後続に4打差をつけ、独走態勢でスタートした藤田寛之は、前半からコンスタントにバーディを重ねる。その藤田の独走を許さなかったのが、同じ最終組を回る谷口徹だ。谷口は前半を4バーディで終えると、後半に入っても勢いは止まらず3バーディを奪取。通算14アンダーまで伸ばした藤田に対し、谷口は1打差に詰め寄って最終18番を迎えた。ここで谷口がこの日8個目のバーディを奪い、土壇場で追いつきホールアウト。決着は18番パー4の繰り返しによるプレーオフに持ち越された。

2ホール続けて分け合い、迎えた3ホール目。谷口は2オンに失敗し、3打目のアプローチを4メートルにつけてボールをマーク。一方の藤田も2打目でピンに寄せきれずカラーに外していたが、この8メートルの距離をパターで捻じ込み、熱戦に終止符を打つバーディ。ツアー通算9勝目を手にした。

首位に4打差、2位タイからスタートした石川遼は、序盤の3番、4番で連続バーディ。だが、追撃体制に入った矢先の5番でボギーを叩き、失速してしまう。最終的に3バーディ、3ボギーとスコアを伸ばせず、通算6アンダーの11位タイで終えた。

通算9アンダーの単独3位には河合博大が浮上。通算8アンダーの単独4位にブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)。通算7アンダーの5位タイに、市原弘大原口鉄也アーロン・タウンゼント(オーストラリア)、松村道央丸山大輔が続いた。今週が自身の開幕となった片山晋呉は、丸山茂樹小田孔明らと並び通算4アンダーの18位タイで終えている。

プレーオフ3ホール目、カラーからパターで決着をつけた藤田寛之
正規の18番で1.5mのバーディパットを決め、プレーオフ進出を決めた谷口徹
後半にスコアを伸ばし単独3位に食い込んだ河井博大
15番パー5でイーグルを奪ったブレンダン・ジョーンズは単独4位
同じ最終組の2人はついていけなかったが、5位タイに入った横尾要
つるや契約プロの横田真一を始め、つるやスタッフも藤田を祝福!
丸山大輔は5位タイフィニッシュ。開幕戦に続き、好調なシーズン序盤となっている
5位タイで終えた松村道央。そろそろ初勝利も近いのでは!?
個性豊かなメンバーに多くのギャラリーが続いたが、誰も主役にはなれず・・・
最終日は伸び悩み、上位浮上は叶わなかった丸山茂樹
17番パー5では2打目を池に。「集中力が切れてしまった」と反省の弁
愛弟子を満面の笑顔で迎える芹澤信雄。同門の宮本勝昌も出迎えた
藤田寛之の優勝インタビューを聞きながら悔やし涙・・・ではなく汗をぬぐっているだけでした
1万2000人を超える大ギャラリーが詰め掛けた最終日。来週の中クラも、盛り上がりは必至!

2010年 つるやオープンゴルフトーナメント