2009年 全米プロゴルフ選手権

メジャー史上最長コースにタイガー、石川らが挑む!

2009/08/11 17:47
今季メジャー最終戦で勝利を狙うタイガー・ウッズ(Scott Halleran/Getty Images)

米国ミネソタ州にあるヘーゼルタイン・ナショナルGCで、8月13日(木)から16日(日)までの4日間、今季米国メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」が開催される。昨年は3日目が雷雨によりサスペンデットとなり、最終日に最大36ホールを消化する長丁場となったが、最後に抜け出したのはパトレイグ・ハリントン(北アイルランド)。「全英オープン」に続く、メジャー大会2連勝を達成した。

今大会、やはり最大の注目選手はタイガー・ウッズ。前週の「WGCブリヂストン招待」で2週連続優勝を飾るなど、調子は万全。今季ここまでのメジャー3試合では、6位、6位、予選落ちと不本意な成績が続いているだけに、今年最後のメジャータイトルはなんとしても欲しいところだ。

また、ディフェンディングチャンピオンのハリントンは、6月に3週連続予選落ちを喫するなど苦しんでいたが、前週を2位で終え、良い流れで大会に臨めている。7,674ヤードというメジャー大会史上最長コースを前に、「ティショットが重要になってくる」と気を引き締めていた。

日本からは、片山晋呉藤田寛之石川遼今田竜二の4選手が出場する。「マスターズ」で4位に入ったものの、全米・全英を背筋痛で回避した片山がハードセッティングのコースでどんな戦いを見せてくれるのか?また、今回も日本出発直前にツアー優勝を果たした石川が、初めてのメジャー大会予選通過を果たすのか、興味は尽きない。

【主な出場予定選手】
P.ハリントンT.ウッズP.ミケルソンP.ケーシーK.ペリーS.ストリッカーS.ガルシアH.ステンソンG.オギルビー片山晋呉藤田寛之石川遼今田竜二

初日、2日目と石川遼と同組で回るA.キム。「マスターズ」に続き再び直接対決となる
メジャー最長を誇る7,674ヤード、フェアウェイバンカーに捕まればスコアメイクもままならない
片山晋呉も海外メジャーの常連となり、知名度はアメリカでも広がっている様子
海外メジャー挑戦も、早くも3度目。石川遼に過度な緊張や気負いは感じられない
選手の通るところ、どこにでもサインを求める列を作る熱狂的なファン
月曜日の練習ラウンドでは、石川遼と今田竜二が2人でプレー。同じカッコでハイポーズ!?
初出場を果たした昨年大会では、日本勢としてただ1人予選突破を遂げた藤田寛之。今年もかかる期待は大きい
連日、抜けるような青空に恵まれているヘーゼルティン・ナショナル
毎日ド派手なズボンで登場するJ.デーリー。その人気はタイガーを凌ぐかも!?
ディフェンディングチャンピオンのP.ハリントン。先週はタイガーに惜しくも優勝を奪われているだけに、打倒・タイガーへの気持ちは強い
練習ラウンドの最終日は、石川遼、片山晋呉、藤田寛之がラウンド。和やかなムードで9ホールをプレーした
グリーン周りに数多く潜むガードバンカー。石川遼も日本ツアーと比べ、多くの練習時間を割いていた
今田竜二とV.シンが同組で練習ラウンドをプレー。今田も、今や世界トップクラスのプレーヤーだ
優勝候補の筆頭は、やはりタイガーだ。年間メジャー無冠を阻止するためにも、並々ならぬ気迫でタイトル奪還に挑むはず

2009年 全米プロゴルフ選手権