ソーントン、ド派手なラウンドで首位タイに浮上

◇欧州男子◇ナジェティホテル＆ゴルフ オープン 3日目◇セントオマールGC（フランス）◇6,799ヤード（パー71）

再び強い風がコースを吹き抜けた「ナジェティホテル＆ゴルフ オープン」3日目、首位タイからスタートしたチャート・ヴァン・デル・ウォルト（南アフリカ）が抜け出すかと思われたが、終盤の16番でダブルボギー、17番でボギーと3ストローク落として、再び混戦に後戻り。この日「71」のパープレーで回ったヴァン・デル・ウォルトは、通算4アンダーでホールアウトし、3人が並ぶ首位タイグループに飲み込まれている。

首位に追いついた1人、2イーグル（1ホールインワン）3バーディ1ボギーの「66」という会心のラウンドを見せたアイルランドのサイモン・ソーントン。「9番で9メートルのイーグルパットを沈め、次は（11番で）ホールインワンだからね」とソーントン。「でも、12番のプレーの方が実は満足しているんだ。強い風が吹いていたし、ホールインワンのあとで頭に血が上っていたからね。それでも、絶好のドライバーショットを打ち、数フィートにつけてバーディを奪えたので、勢いを持続できたね」。

もう1人の首位タイは、地元フランスのバプティスト・チャペラン。まだツアー未勝利の無名選手で、欧州ツアーはわずか6度目の出場。それでも、地元の地の利を生かし、千載一遇のチャンスを掴んでいる。