欧州ツアー未勝利の3人に優勝は絞られた！！

ロシアのモスクワにあるル・メリディアン・モスクワG&CCで開催されている2003年欧州ツアー第30戦『BMWロシアオープン』3日目。スタート時にはトップから3打差の間に11人がひしめく混戦模様だったが、3人の選手が抜け出してきた。

トータル15アンダーで首位に立ったのは2人。1人は3日目も4つスコアを伸ばし、2日目のトップをキープしたオーストラリアのM.フレイザー。そしてもう1人は、「67」の5アンダーでラウンドし2位タイから浮上したオーストリアのM.ウイゲルだ。

この2人を1打差で追うのはイングランドのD.ライルズ。17番まではトップに並んでいたが最終18番ホールでボギーを叩いてしまいトップと1打差の14アンダーで最終日を迎えることになった。

なお、4位タイのA.コルタートとJ.M.カーリーズは11アンダーとトップから4打差。好スコアが続出しているコースだけに、1日で4打差をひっくり返すのは厳しい状況。4位以降の選手にとっては優勝が厳しくなってきた。

欧州ツアーの主要選手が「全米プロゴルフ選手権」に出場しているため若手や中堅にチャンスがある今大会。3日目終了時までのトップ3は全員欧州ツアー未勝利だ。明日、欧州ツアーの新しいチャンピオンが生まれる可能性が高くなってきた。