M.キャンベルがプレーオフを制しツアー6勝目！！

2003年欧州ツアー第28戦『ニッサン・アイルランドオープン』が、アイルランドのダブリンにあるポートマーノックGCで開催された。「全英オープン」直後ということで、過去の優勝者でもあるセルヒオ・ガルシアなど、全英で熾烈な戦いを繰り広げた選手の多くが出場を見合わせた。

ところがその全英で、あと一歩のところで優勝を逃したデンマークのトーマス・ビヨーンは、初日から首位に立ち元気な姿を見せてくれた。2日目にはイングランドのデビッド・リンが10アンダーで単独首位に浮上したが、3日目にはビヨーンも10アンダーまで伸ばし再び首位に浮上。さらにニュージーランドのマイケル・キャンベルも加わり混戦となった。

そして最終日は、リンがスコアを崩し、代わってスウェーデンのピーター・ヘドブロムがスコアを伸ばし優勝争いに絡んできた。キャンベル、ビヨーンを含む3人が11アンダーでホールアウトし勝敗はプレーオフに持ち込まれた。

18番ホールを使用して行われたプレーオフ1ホール目、キャンベルがバーディを奪い決着をつけた。1994年から欧州ツアーに参戦しているキャンベルは、2000年の「ジョニーウォーカー・クラシック」での初優勝から数え通算6勝目を飾った。ビヨーンは2週連続で優勝を目前に涙を飲むことになってしまった。