マナッセロらをかわし、フランスのキスネが逆転優勝
2012/03/19 09:24
◇欧州男子ツアー◇アンダルシアオープン最終日◇アロハGC(スペイン)◇6,881ヤード(パー72)
4月のマスターズ出場資格獲得に向けて、世界ランキング63位のマッテオ・マナッセロ(イタリア)は、少しでもランキングを上げておきたい。最終日を首位と1打差の2位タイで迎え、勝利も目前という状況だった。
しかし、そのマナッセロの勢いを上回り、最終日に8アンダー「64」をマークしたフランスのジュリアン・キスネが、通算17アンダーまでスコアを伸ばしてツアー初優勝を果たした。
2003年にプロ転向を果たしたキスネだが、欧州の下部ツアーで戦う日々が続いていた。2009年にレギュラーツアー昇格のチャンスを掴み、10年はフル参戦したが結果は出ず、昨年は再び下部のチャレンジツアーに戻っていた。しかし、今季は再びレギュラーツアー出場の資格を得ると、これまで4試合全て予選を通過する安定ぶりを見せていた。
優勝をさらわれたマナッセロは、通算15アンダーの単独2位となり、最終日を首位でスタートした地元スペインのエドアルド・デラリバが通算14アンダーの単独3位。さらに通算13アンダー単独4位にイングランドのデビッド・リン、通算12アンダー5位タイには南アフリカのヘンニー・オットー、ラファエル・ジャクリン(フランス)が続いた。