2011年 オメガドバイデザートクラシック

A.キロスが今季初勝利! T.ウッズは20位タイに沈む

2011/02/14 09:12
起死回生のホールインワンで流れを引き寄せ、ツアー5勝目を手にしたA.キロス (Ian Walton/Getty Images)

UAEのドバイにあるエミレーツGCで開催されている、欧州男子ツアー第8戦「オメガドバイデザートクラシック」の最終日。首位と1打差、4位タイからスタートしたアルバロ・キロス(スペイン)が、通算11アンダーで優勝を飾った。キロスは、2011年シーズン開始以来、既にトップ10フィニッシュが3度と、極めて好調なスタートを切り、4戦目にして今季初勝利を手にした。

スタート直後の2番パー4で、早々にイーグル奪取。そのまま勢いに乗り、続く3番、5番でバーディを奪うが、8番での3打目を木に阻まれトリプルボギーを叩いてしまう。しかし気持ちをすぐに建て直すと、直後の9番で再びバーディ。さらに後半の11番、キロスは劇的なドラマを見せる。161ヤード、パー3で放ったティショットは見事にカップイン、ホールインワンを達成した。その後、ボギーを叩くもすぐさま取り返し、スコアを4つ伸ばし優勝を引き寄せた。

1打差の2位タイには、首位でスタートしたアンダース・ハンセン(デンマーク)と、最終日5つスコアを伸ばして浮上したジェームス・キングストン(南アフリカ)が並んでいる。

3日目終了時に首位に立ったロリー・マキロイ(北アイルランド)は、後半に3連続ボギーを叩くなど失速、10位タイでフィニッシュした。首位と1打差の4位タイからスタートし、復活Vが期待されたタイガー・ウッズは、ボギーが先行するゴルフでスコアを伸ばせず、通算4アンダーの20位タイに沈んだ。また、世界ランク1位のリー・ウェストウッド(イングランド)は通算5アンダーの15位タイ、同2位のマーティン・カイマー(ドイツ)は通算2アンダーの31位タイで終えている。

2011年 オメガドバイデザートクラシック