前日のアプローチ&パットが陰りを見せ11位タイに後退
国内女子ツアー2009年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディストーナメント」の初日を4アンダーの首位タイという最高の形で終え、迎えた2日目。この日はスタート時から雨模様となった。この日会場に訪れた4,520人のギャラリーの半数近くが、横峯らの最終組について歩いていた。
開幕戦での優勝を手にするには、少しでもスコアを伸ばしておきたい状況だったが、この日の横峯さくらは初日とは別人のような内容になってしまった。スタートの1番で1.5mのバーディチャンスを逃してしまう。「今日は1番で外してしまったのが痛いです。思ったところに打てたんですけど、カップにかすりもしなかった・・・」。
この日の流れを分析すると、まさにこの1番がキーポイントになったようだ。5番は残り100ヤードの2打目をグリーン左サイドにオーバーし、そこからのアプローチにも失敗し4オン1パットのボギー。9番では2日続けてのバーディを奪うが、後半に入りスコアを落としてしまう。
10番では2打目がグリーン左サイドのバンカーに捕まると、3打目は再びグリーンを捉えられずボギー。12番もバンカーに捕まり、今度は3mのパーパットが外れてボギー。前日ならば問題なく入っていたパッティングが狂いだした。16番パー3はティショットが右サイドのラフに行き、2打目はピンに寄せることができずグリーンに乗せただけ。ここでもボギーを叩き、通算1アンダーの11位タイまで後退してしまった。
「ショットもパットも良くなかったけど、調整できる範囲なので、明日は大丈夫だと思います。今日は集中しきれていなかったのかな。明日は頑張るしかないですね」。この時点で首位の三塚優子とは7打差が付いてしまったが、逆転の可能性がまったく無くなったわけではない。前半からバーディを量産し、勢いに乗りたいところだ。