横峯さくら首位タイ!姉妹で好スタート!!
国内女子ツアー2009年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディストーナメント」の初日を迎えた横峯さくら。昨年大会は最終日に4ストローク伸ばし単独2位に入ったが、この時優勝した韓国の宋ボベと同じ組でのラウンドとなった。
3番パー3で2mのバーディパットを沈めた横峯は、続く4番パー5でピンの右奥6メートルに3オンすると、難しい下りのラインを読みきり、連続バーディを奪った。「あそこは奥につけると難しいので、3パットの可能性も十分あったので、距離合わせでいったら入ってくれました」。続く5番もピン右横1.2mに2オンしチャンスを迎えたが、この場面はパットが決まらない。
前半2つ目のパー3は落ち下ろしの8番。アイアンでのティショットは、フォローの風にも乗ってグリーン左奥にオーバー。アプローチはヘッドが芝にくわれ、ピン手前6m止まり。このピンチを1パットで凌ぐと、9番では上り5mのバーディパットを見事に沈めた。横峯はこのパットを打つ直前、宋のパッティングを横目で見て、納得したように頷いてからアドレスに入っていた。
後半は11番パー5で2オンを狙ったボールが、左の斜面で観戦するギャラリーの鞄に当たり奥まで転がらないラッキーがあった。続く3打目はピンの上2メートルに寄せたが、バーディパットは打ち切れずにパー。
その後もパーセーブを繰り返した横峯。最終18番はティショットが右サイドのラフに行くと、グリーンを狙うのにフェードボールが必要と判断し、迷わずドライバーを選択した。試合で行うのは久しぶりとなる「直ドラ」でグリーン手前の花道までボールを運ぶと、バーディを奪い4アンダー。同じ組の宋と並び4アンダー首位タイで初日を終えた。
横峯は今週、姉の留衣とコース入りし練習ラウンドも一緒に行った。その姉が欠場者に代わって試合に出られることになった。そしてその留衣も初日1アンダーの9位タイという好スタートをきっている。
「姉が出られたのは奇跡的ですね。クオリファイの順位が70位くらいで、姉より上位の人が1人ウェイティングに入っていたので、ちょっと諦めていました。姉と一緒に試合に出ていると励みになりますし、刺激しあえたら良いなと思います」。姉の頑張りを自分のことのように喜ぶ横峯が、相乗効果でさらにスコアを伸ばすか2日目の戦いに注目したい。