今年は早めに優勝して気持ちを楽にしたい!
国内女子ツアー2009年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」が6日(金)に始まる。昨年も最後まで賞金女王争いに加わった横峯さくらは、火曜日、水曜日と18ホールずつ練習ラウンドを行い、プロアマ戦でも元気な姿を見せた。
そのプロアマは生憎の雨模様となったが、7時10分に第1組として1番ホールからスタート。雨の影響で進行が遅れたが、14時にはホールアウトし記者会見場に姿を現した。オフの間は、宮崎県の実家に設営した室内練習場で練習を行い、その後は生まれ育った鹿児島にも移動し、父親の良郎氏との特訓を行ったと話す。
「トラブルショットが下手なので、父があらゆる状況を想定でしてくれて、練習をしていました。狭い幅に打つことや、ボールの高さの調整などもしました。あと、雨の日などはテニスボールを打ったり、バトミントンをやりました。去年は開幕前に海外の試合に出場してから沖縄入りしていましたが、今年は国内での調整に専念したので、充実したオフを過ごせたと思います」。
全体的に調子は悪くないと話す横峯。しかし、持ち球となるフェードボールが出る分には良いのだが、ショットが左に行くときがたまにあるそうだ。自分ではまったく意識していないが、良郎氏からは少しスイングが浅くなっていると指摘されている。開幕戦の会場となる琉球ゴルフ倶楽部は、左サイドに曲げるとトラブルになりやすいので、そこが今週のカギとなりそうだ。
昨年、横峯は賞金ランキングで3位になったが、1勝目を果たしたのは最終戦の1試合前という土壇場での勝利だった。「今年は早めに優勝して気持ちを楽にしたい。国内のメジャーは1勝していますが、まだまだ勝ちたいですね。勝利数や成績での目標は立てていませんが、オフの成果を出してリカバリー率は上げたいと思っています」。琉球ゴルフ倶楽部とは相性が良いと話すだけに、今年は開幕戦から優勝する可能性もありそうだ。