「腹が立つ!」さくら、終盤の3連続ボギーで失速
2009/04/04 14:56
今季の米女子メジャー初戦「クラフトナビスコ選手権」開幕を前に、1日3~4アンダーを目標と話していた横峯さくら。大会初日、8時41分にスタートした横峯だが、この日は風も無く、スコアを伸ばすには絶好のコンディションに恵まれた。
ところが、出だしの1番は、カラーから3パットをしてボギー発進としてしまう。しかし、「まだ1番だし」とすぐに気持ちを切り替えると、3番で3m、4番で8mと続けざまにバーディパットを沈め、一気にアンダーパーへとスコアを伸ばした。
ショットが安定し、その後も危なげないプレーを続ける横峯。前半を1アンダーで折り返すと、11番パー5で3打目を1.2mにつけてバーディを奪い、2アンダーへとスコアを伸ばす。目標スコアも見えてきたが、終盤に落とし穴が待っていた。
15番で2打目をバンカーに入れてボギーとすると、続く16番でもティショットを左のラフに入れ、2打目はグリーンオーバー。寄らず入らずのボギーとしてしまう。さらに17番パー3では、ティショットがあとわずかグリーンに届かずに、傾斜を転がり落ちて、ここも寄せきれずのボギー。終盤に手痛い3連続ボギーとしてしまった。
最終18番でバーディを奪い、なんとかイーブンパーに戻したが、「(3連続ボギーは)本当にすごくもったいないし、腹が立ちますね」と珍しく苛立ちを露にした横峯。「16番のティショットは3Wで良かったかも」と、ボギー後のマネジメントミスも反省材料に挙げた。
「風が無かったので伸ばしたかったけど、オーバーパーじゃないだけマシかな」と、自らを慰めたが、明日は苦手の強風が吹く予報が出ている。「明日はイーブンパーを目指して頑張ります」と、前を向いたが、やはり悔しさは拭い切れないようだった。