2012年 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ

首位発進のさくら「勝ちたい気持ちは、一番強い」

2012/11/22 16:32
難度の高い高麗グリーンを攻略。地元で首位タイ発進とした横峯さくら

宮崎県の宮崎カントリークラブで22日(木)、国内女子ツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」が開幕。今シーズン未勝利の横峯さくらが、5バーディ、ノーボギーの「67」をマーク。今大会では06年、09年と2勝を挙げている好相性の地で、5アンダー首位タイと絶好のスタートを切った。

ただでさえ芽が強くてラインが読みにくい高麗グリーン。朝から降り続けた雨により速さの変化も加わったことで、グリーン上で苦しむ選手が続出する中、「タッチが合っていた」とパットが冴え渡る。前半のアウトはパットでピンチをしのぎ、逆に4バーディを奪った後半はパットが攻勢の要となった。

3番では20mのロングパットを確実に寄せて2パットのパー。4番では2mを沈めて辛くもパーセーブを決める。そして、9番で6mをねじ込んでバーディを先行させると、「前半のガマンが後半に繋がった」と一気に加速。11番、13番のパー5ではともに2m、14番ではグリーン外のカラーから5mをパターで決めて連続バーディ。さらに17番でも5mのチャンスを沈めた。

この日のパット数は、出場30名中で最少の25パット。「オーバー目に打ってナイスタッチだった」と、表情も明るい。ショットについては課題を口にする部分があるものの「先週に比べれば100パーセント」と及第点。「多少は自信を持って打てている」と、好調なパットと見事な噛み合いを見せた。

今週で勝利を逃せば、プロテストに合格した04年以来、8年ぶりのシーズン未勝利に終わる。「勝ちたい気持ちは、一番強いと思っている」。自宅を構える地元・宮崎で、最後の意地を見せられるか。(宮崎県宮崎市/塚田達也)

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