さくら、終盤の連続バーディで4打差 「明日に繋がった」
2012/03/17 16:36
「Tポイントレディスゴルフトーナメント」初日を、首位に2打差の8位タイで終える好スタートを切った横峯さくら。地元Vに向けてさらなる浮上を胸に臨んだ2日目は、「ショットが思ったところにいかなかった。(当たりが)薄くて、芯に当たっていない」と、前半はスコアメイクに苦しむ展開となった。
2番ではフェアウェイからの2打目をグリーン手前にショート。1.5mのパーパットを外し、ボギーが先行する。その後も、グリーンには乗せるが決定的なバーディチャンスを作れずにパーを重ねると、9番では3パットのボギーと噛み合せの悪さも目立った。7番で4mを沈めたバーディも影を潜め、前半を1オーバーで折り返す。
後半も12番(パー3)でボギーを叩き、沈滞したムードが周囲を包む。だが、不調のショットに光明を見出すことでこの空気を一掃。「スタンスが狭くなっていたのと、ボールに(ヘッドが)下から入っていたのに気がついた」。取り戻したショットの安定と連動するように小技も冴えを取り戻し、16番(パー5)では6mを沈めてバーディとすると、17番(パー3)ではグリーン奥からチップインバーディ。3バーディ、3ボギーのイーブンに戻し、通算2アンダーの10位タイと上位に留まりホールアウトした。
首位とは4打差に開いたが、「明日に繋がったと思います」と終盤の2連続バーディを振り返る横峯。「コースの中で(ショットを)修正できたのも大きかった」と、終盤の3ホールで掴んだ手ごたえに声も明るい。「最後の最後まで、諦めずに頑張りたいです」と言葉に力を込めた。(鹿児島県姶良市/塚田達也)