2012年 ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップ

さくら、被災者への思いを胸に「ふがいない」

2012/03/11 17:23
ミスの範囲は狭くなったが、まだまだ本調子には遠い横峯さくら。春はもう少し先か

「ヨコハマタイヤPRGRレディスカップ」最終日、東日本大震災から丸一年となったこの日、クラブハウス前のパッティンググリーンに選手、関係者が集まって被災者へ1分間の黙とうを捧げた。

この日は24位タイからスタート。3番パー5で2.5mを沈めてバーディを奪ったが、7番パー5ではピン上4mにつけるも、ファーストパットが同じくらい下に抜けてしまい、3パットのボギーとしてしまう。風も弱まり、この2日間よりコンディションは回復したが、横峯のゴルフはまだ完全復調とまではいかない。結局この日は2バーディ1ボギーの「71」、通算4オーバーの12位タイと順位はまずまずだったが、「スコア的には悪くないけど、すごく下手なのを実感しました」と、その表情はさえなかった。

「(ミスが)左じゃないので修正はできると思います」という横峯だが、震災から丸1年ということに話が及ぶと、その顔を曇らせた。「まずは優勝争いすることですよね。私たちはゴルフが仕事なので、テレビを通じて良いプレーをみせることが大切。それを見て、力や勇気になってくるとうれしいと思います」。この日のプレーは「ふがいないです」と横峯。優勝争いに絡めず、ファンへのアピールができなかったことに言葉少なだった。(高知県香南市/今岡涼太)

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