さくら、5年ぶりの勝利に「締めくくりとしては最高」
2011/12/11 18:22
今年で7回目を迎える国内男子(JGTO)、国内女子(LPGA)、シニアツアー(PGA)による団体戦「Hitachi 3Tours Championship 2011」が11日(日)に開催され、LPGAが通算24.5ポイントで06年以来5年ぶりとなる勝利を手にした。
チーム最多の6回目の出場となる横峯さくらも、チームの柱としてメンバーを牽引。馬場ゆかりと組んだダブルス戦では、抜群の噛み合わせを見せて4バーディ、ノーボギー。4アンダーの単独首位で終え、幸先良く3ポイントを獲得する。
さらに、石川遼と芹澤信雄という豪華メンバーの組み合わせとなったシングルス戦でも好調をキープ。今週の会場であるキングフィールズGCは、今年9月の「日本女子プロ」開催コース。「距離も違うし、ラフからでもグリーンを狙える。セカンドはほとんどショートアイアンだったのでチャンスにつけられた」と、事前に高難度のメジャーセッティングを経験していたことも大きなアドバンテージとなった。
スタートホールの10番(パー5)で2.5m、11番で2mを沈めて連続バーディ。その後も2つのバーディを重ね、4アンダーで手堅く2位をキープ。芹澤には敗れたものの石川にはスコアで勝り2ポイントを手にし、計5ポイントを獲得する貢献を見せた。
今シーズンは1勝にとどまり、賞金ランキングは4位と賞金女王奪還は叶わなかった横峯。「今年は震災もあって、テレビを通して皆さんを勇気づけるプレーをお見せしたいという気持ちが空回りしてしまった」と不本意な成績に終わったが、「締めくくりとしては最高ですね」と、有終の美を飾る会心の勝利に満足げだった。(千葉県市原市/塚田達也)