2011年 マスターズGCレディース

さくら、連覇へ向け課題をクリアできるか

2011/10/20 17:50
ショットは好調なものの、パットとの噛み合いの悪さを不安視する横峯さくら

今週開催の「マスターズGCレディース」を含め、今シーズンも残るところあと6試合。賞金ランキングトップのアン・ソンジュを約3,750万円差で追う横峯さくらにとって、高額賞金(優勝賞金2,214万円)の今大会は重要な意味を占める一戦となる。

加えて、今年はディフェンディングチャンピオンという立場。昨年は最終日にプロ転向後では初となるホールインワンを決めるなど、派手な内容で勝利をもぎ取った。今年もギャラリーからは、大会連覇への期待を込めた多くの声援が飛ぶことだろう。

しかし、横峯の口からは優勝や連覇を意識する言葉は少ない。「自分の状況が、連覇や優勝、という感じではないので・・・。ショットは去年よりも調子はいいけど、パットが悪くて噛み合っていない」。多くのチャンスを演出するものの、パットの不調が足を引っ張り「ストレスになっています」と表情も曇りがちだ。

その状況でも、ポジティブな意識を持って前を向くしかない。「プラスに考えれば、それだけチャンスは多いということ。狙うところはしっかり狙って、メリハリをつけたプレーをしたい」。明日の初日は、アン・ソンジュ古閑美保と同組で9時57分にスタートを切る。(兵庫県三木市/塚田達也)

2011年 マスターズGCレディース