さくら、17番でホールインワン!
2011/06/11 18:20
早朝に濃い霧が発生した「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」3日目。スタート時間が大幅に遅れたことにより、アウトコースのみからスタートする1ウェイ方式から、アウト・イン両コースからスタートする2ウェイ方式に変更された。それに伴い、36位タイの横峯さくらはインコースの後半、首位争いの真裏から静かにスタートを切った。
だが、そんな横峯の組が大歓声に包まれたのが前半の17番、164ヤードのパー3。「しっかり目に打って、ちょっと強いかな」という7番アイアンのティショットは、ピン手前1メートルにキャリーして大きく真上に1バウンド。そのままコロコロとカップに吸い込まれ、昨年の「マスターズGCレディース」最終日以来となるホールインワンを達成した。アマチュアとして出場した04年の「シャトレーゼクイーンズカップ」を含むと、ツアー自身3度目となる。
ティググラウンドからカップインの瞬間は見えなかったが、ギャラリーの反応で察知すると、右手を上げて満面の笑顔。キャディとハイタッチを交わし、喜びを露にした。このホールインワンが効き、この日は3日間で初の60台となる「69」をマーク。通算3アンダーの17位タイに浮上した。それでも首位とは9打差、2週連続優勝は極めて厳しい状況だが、「ショットはすごく良くなった。明日に繋がるラウンドだったと思う」と満足の表情を浮かべた。