米ツアー挑戦はメジャー大会に限定し、国内ツアーでの活躍を期す横峯さくら

2011年の国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」初日を翌日に控え、横峯さくらは、改めて今季の賞金女王奪還の意志と国内重視の立場を鮮明にした。

「いよいよだなっていう感じですね」。共同会見場に現れた横峯は、言葉とは裏腹に落ち着き払った様子でその意気込みを語る。今オフはショートゲームを中心に練習を重ね、開幕前週にはアジアン女子ツアーで勝利を挙げるなど、良い流れで今大会へ臨めている。

＜＜　下に続く　＞＞

「凡ミスを無くして、普通にやれば優勝争いは出来ると思います。でも、それが難しいのがゴルフ。いかにミスを少なくするかが大切だと思います」。過去5年、賞金ランキング3位以内を外していない抜群の安定感を誇る横峯にとっては、一瞬の気の緩みや油断、不注意が大敵と自覚している。

狙うは2度目の賞金女王。昨シーズン終了後「残念だったね、と結構言われました」と振り返る。同時に、日本ツアーなんだから日本人が勝たなければ盛り上がらないという周囲の期待もひしひしと感じていた。「1回目はまぐれというか、（賞金女王を）2回獲ることが出来たら自分にとって自信にもなるし、それでやっと実力だったんだと考えられると思います」と、迷うことなく女王奪還を宣言。

「優勝は早ければ早い程良いと思います」と、スタートダッシュで勢いに乗るためにも、まずはこの開幕戦で最高の結果を求めたいところだ。