2010年 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ

横峯、大会連覇へ向け貫禄のアンダーパーで2位浮上

2010/11/26 16:46
この日アンダーパーで回ったのは横峯と宮里の2選手だけ。2位に浮上した

「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」2日目の横峯さくらは、通算イーブンパーからのスタート。序盤はドライバーショットが右へと曲がる苦しい展開が続いたが、「ラフも少ないので想定内と言えば想定内です」と、パーを拾っていった。

しかし、4番で25mを3パットしてボギーとすると、折り返した11番もボギーとしてしまう。前日と異なって強く吹いた風が判断を惑わせる。それでも、「我慢我慢だと思った」という横峯は、12番で5mを沈めてこの日初めてのバーディを奪うと、14番では7m、15番でも4mという微妙な距離のバーディパットを沈めて、アンダーパーへと突入。結局この日は3バーディ2ボギーの「71」とし、通算1アンダーの2位タイでホールアウトした。

「ヘッドアップに気付いてからは、ショットも安定してきました」と、序盤の違和感をすぐに修正した横峯は、アンダーパーでのラウンドに満足そうな笑みを浮かべた。

各選手が苦戦する高麗グリーンだが、「あまり打つ方じゃないので」という横峯は、下りの繊細なタッチが要求されるパットも、「手前で止まってもいいと思って打っています」と安全に攻略する。残り2日間、地元での連覇に対する期待は大きいが、「期待には本当に応えたいんですけど(笑)、まぐれでは勝てないと思うので」と、しっかりと自身の足元を見つめていた。

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