2010年 樋口久子IDC大塚家具レディス

さくら、アンの不在に発奮 「少しでも近づきたい」

2010/10/28 16:15
「寒いですね・・・」手袋をはめながらプロアマ戦をプレーしていた横峯さくら

先週、近そうで遠かったシーズン2勝目を飾り、今週の「樋口久子IDC大塚家具レディス」に臨む横峯さくら。賞金ランクトップを走るアン・ソンジュ(韓国)との差を約3,300万円に詰め、逆転賞金女王への望みを繋いだ。今週はアンが欠場しており、その差をさらに詰めるチャンス到来と言えるだろう。

アン不在の状況に、「賞金の差は縮まると思うので、頑張らないといけないですね。トップに少しでも近づきたい気持ちはあります」と、強い意気込み口にする。その支えとなるのは、週を追うごとに精度が増しているショットだ。先週はミスショットの曲がり幅も少なく、「崩れることが無かった」と、プレーの安定性が増したことで勝利を呼び込んだ。「先週に引き続き、調子は良いです」と、2週連続優勝に向けて視界は良好のようだ。

不安は、週末に接近が予想されている台風の影響か。競技短縮も危惧されている中、「1日あると無いとでは、ぜんぜん違ってくる。スタートダッシュができればいいですね」と横峯。さらに競技短縮となれば、加算賞金額は75パーセントに減額される。横峯をはじめ、少しでも賞金を加算したい選手たちにとっては、まずは54ホールでの決着を願うばかりだろう。

「今週も、韓国勢はしっかり上位に来ると思う。誰が止められるかだけど、その1人になれるように頑張りたい」と、先週の再現を誓っていた。

2010年 樋口久子IDC大塚家具レディス