2010年 富士通レディース

さくらも危機感 「このままではヤバイ」

2010/10/17 16:58
上位で終えた横峯さくらだが、賞金ランクトップのアン・ソンジュとの差は開くばかり・・・

「富士通レディース」最終日を、通算4アンダーの11位タイで迎えた横峯さくら。初日から徐々に調子を上げてきた流れを最終日も継続し、スタートホールの1番でバーディ発進。「ショットの状態はだいぶ良くなって、戻ってきた感じはある」と、その後も着実にバーディを重ねていった。

最終的に、今週の3日間で自己ベストとなる5バーディ、1ボギーの「68」をマーク。通算8アンダーの8位タイに浮上し、「先週よりは今週と、だいぶ良くなってきた」と、自身も手ごたえを実感する最終日となった。

通算8アンダーも上々の成績に思えるが、優勝したアン・ソンジュは実に19アンダー。「ちょっと数字が違う」と、次元の違うスコアに苦笑する。これで賞金ランクトップを走るアンとの差も、約5,390万円とさらに離される結果に。2年連続賞金女王への意識に関しては「まったく無いです。まずは目先の1勝」と即答していた。

それ以上に憂いていたのは、海外勢の止まらぬ勢い。28試合を終え、実に半分の14勝を海外勢が挙げている。「このままではヤバイと思う。(日本勢が)もっと頑張らないといけないし、その中の1人になれればとは思う」。残りは僅か6試合、賞金女王の意地を見せてほしいところだ。

2010年 富士通レディース