さくら、追撃及ばず単独2位
2010/05/09 16:12
今季国内女子メジャー初戦の「ワールドレディスサロンパスカップ」最終日、首位のモーガン・プレッセルとは3打差の3位、最終組でスタートした横峯さくらだったが、1番ホールでいきなり出鼻を挫かれてしまう。
ティショットはプレッセルの遥か先のフェアウェイセンター。しかし、先に第2打を放ったプレッセルはピン下1mにぴたりとつけるバーディチャンス。横峯はピン上5mにつけたが、「そんなに打ったかなという感じ。思った以上に速かったです」と、このパットを2m近くオーバーして、返しも決めきれずに3パットのボギーとしてしまう。きっちりとバーディを奪ったプレッセルとの差は僅か1ホールで5打に開いた。
3番、5番と2つのパー5でバーディを奪って食らいつくが、プレッセルも安定したプレーで着実にスコアを伸ばす。一時は3アンダーまでスコアを落とした横峯だったが、16番から3連続バーディを奪って通算6アンダーでフィニッシュ。首位のプレッセルには3打及ばなかったが、単独2位で賞金1,200万円を獲得し、生涯獲得賞金は史上11人目となる6億円を突破。「体調が良くない中で単独2位になれたことは凄く良かった」と振り返った。
それでも、「最終日に(トップと)3打差という優勝も手の届く位置にあったけど、1番でボギーを打って、自分のプレーを出来なかった」と反省も忘れない。「(モーガンは)フェアウェイを外さないし、セカンドは手前から攻めていて凄く勉強になった。それにパッティングは凄く自信を持って打っていた。私に足りないのはそこだと思う」。
今回は3打及ばず2位に終わったが、世界との差は詰まっている。国内の賞金ランキングでも首位と約1,150万円差の5位へと浮上。収穫も多い国内メジャー初戦となった。