さくら、ティショットの大切さを実感
2010/04/08 19:01
今季の海外メジャー初戦の最終日を9位タイで迎えながら、最終日にスコアを崩して27位タイに終わった横峯さくら。帰国直後に迎える「スタジオアリス女子オープン」に出場するため、兵庫県の花屋敷ゴルフ倶楽部でのプロアマ戦に出場した。横峯はラウンド後に記者たちの囲み会見を後回しにし、練習場に向かった。
練習場では、左腕にゴムを撒いて左脇を固定する形でドライバーショットの練習を繰り返した。フルショットではなく、リズムとインパクトのタイミングを確認するように数十球打ち込んでから、ウェッジ、アイアンとクラブと換えて感触を確かめるようにスイングを繰り返した。
「少し修正ができてきたと思います」と話す横峯。前週の最終日の1番で、ドライバーでのティショットを右に曲げて、そこから立て直すことが出来ずに終わった悔しさが忘れられない。「体重が少しかかとに乗りすぎていたのですが、その修正は出来ました。やっぱりティショットは大事だということも再認識できたので、今週はなんとかしたいです」と大会に向けて不安は薄らいでいる。
横峯は昨年この大会でシーズン1勝目を挙げているが「やはり難しいという印象ですね」とコースへの警戒心を持つ。「セカンドショットの距離感が難しいので、攻め方を間違えないように気をつけます」と話す。米国遠征での疲れはないときっぱり言う横峯が、大会連覇を果たすことが出来るか、まずはティショットの行方がその鍵を握りそうだ。