2010年 クラフトナビスコチャンピオンシップ

横峯苦戦、アンラッキーな1日

2010/04/04 11:41
18番のティショットはバンカーへ。17番でバーディを獲っていただけに実にもったいない…

「クラフトナビスコチャンピオンシップ」3日目、首位と4打差の9位タイからスタートした横峯さくらは、序盤からこれまで通りの好調なゴルフでスコアを伸ばす。2番パー5でアプローチを寄せてOKバーディ。9番パー5でも3打目を80cmにぴたりとつけると、11番パー5でも3.5mを沈めてバーディ奪取。通算6アンダーへとスコアを伸ばし、首位に迫る勢いを見せた。

しかし、思い通りに行かないのがゴルフ。この日同組となったサンドラ・ガルは、競技委員が「足が紐で結ばれているようだった」と表現する程じっくりと時間を掛けてプレーするゴルファー。12番でスロープレーの警告が入ると、横峯はティショットを左に曲げてしまいボギー。15番でもティショットが右ラフに掴まりボギーとする。「リズムが早くなってしまっていた」と、焦る気持ちがショットの精度にも微妙な影を落とした。

最終18番でもティショットは右のバンカーへ。あご近くに止まったため、2打目はフェアウェイに戻すだけ。ピンまで210ヤードの第3打。5Wでグリーンを狙ったショットは「良いショットだったけどアンラッキーだった」と、手前の池に掴まり、結局ダブルボギーフィニッシュ。この日「72」とスコアを伸ばせず、通算3アンダーの9位タイ。しかし、首位との差は7打へと開いてしまった。

「ティショットにあまり自信が持てない中、イーブンパーで回れたからまぁいいかなと思います」と割り切った表情の横峯。ストレスの溜まる1日を終え、「言っちゃいけないと思うけど、多少は(ストレスが)あります」と悔しそうに唇を噛んだ。

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