2010年 ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップ

さくら1打差、女王の意地で2連勝阻止に挑む!

2010/03/13 17:23
首位と1打差の最終組。賞金女王の意地と貫禄を見せられるか!?

リーダーズボードの上位を、韓国、台湾、オーストラリアの海外勢が占める。国内女子ツアー第2戦「PRGRレディスカップ」2日目、そんな熾烈な争いの中、最終ホールで2mのバーディパットを沈めた横峯さくらが、最終組へと飛び込んできた。

通算2アンダーからスタートした横峯は、前半を1バーディで折り返すと、後半は4バーディ1ボギーの「33」。09年から専属となり、08年は5試合程横峯のバッグを担いだキャディのジョンは、「僕がキャディをやってから、初めて18ホール全部パーオンした」と、興奮気味に振り返る。

通算7アンダーで単独首位に立つ森田理香子を、開幕戦を制したアン・ソンジュと共に1打差で追いかける。最終日はプロ初優勝と開幕2連勝を狙う二人に、賞金女王が絡む興味深いペアリングとなった。

08年、横峯はこの大会で決めれば優勝という50cmのパットを外し、プレーオフの末に申智愛に敗れた苦い経験がある。「その悔しさが無ければ昨年6勝することは出来なかったと思うので、今は凄く良い経験です」という横峯。「忘れることは無いです」とその思いを消し去ることは出来ないが、同じ場所で上質な思い出を上塗りすることは可能だ。

この日6つスコアを伸ばして2位タイに浮上したアンに対し、「さすがですね」と横峯。戦う相手に不足は無いが、「そんなに簡単に勝たれたら、日本のゴルフ界も怪しくなっちゃうと思うので…」と、日本人代表として2連勝阻止に気合を込めた。

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