さくら、「自分のプレーが出来た」と10位タイに浮上！

2日目はショットを右に曲げることが多かったものの、小技でしのいで21位に浮上した横峯さくら。「HSBC女子チャンピオンズ」3日目は「昨日ショットが酷かったけど、今日は修正できて、パットも良かったです」と好調なプレーで難コースを攻略し、5ボギー、2ボギーの「69」。今週では初の60台をマークし、通算3アンダーの10位タイに浮上した。

前半の2番で2メートルを沈めて幸先良くバーディ。4番ではアプローチを寄せきれずにボギーを叩くが、9番パー5では確実にバーディを奪い、1ストローク伸ばして後半へと折り返す。初日にダボ、2日目にボギーを叩いている苦手な10番パー4ではボギーとするが、その後は立て直してバーディを重ねる展開に持ち込んだ。

「我慢しながらバーディが獲れて、1日1日良くなっている感じです」と振り返る横峯は、12番で3メートル、16番で2メートルを捻じ込みバーディ。さらに最終18番パー4では、残り20ヤードの3打目が直接カップに吸い込まれるチップインバーディ。「落とし所だけを考えていた。入ってくれてラッキー」と、明日の最終日に繋がる最高のフィニッシュを見せた。

2日目以降はスコアを伸ばし、気がつけば首位に4打差に詰め寄った横峯だが、「自分のプレーができたけど、全体としては70パーセントくらい」と納得の行くプレーには至っていない様子。その中でも、逆転優勝が狙える位置に浮上して迎える最終日。「上はあまり考えずにやっていきたいです。自分のプレーが出来れば良いと思います」と、謙虚に目標を挙げた。今週はメジャークラスの難コースが舞台なだけに、何が起きてもおかしくはない。首位タイの宮里藍、2打差で追う上田桃子とともに、横峯の動向にも注目したいところだ。