2006年 大王製紙エリエールレディスオープン

さくら、高校時代過ごした四国で「チャンスものにする!」

2006/11/18 18:00
寒さ対策もばっちり。次のティグラウンドへ向かう合間に、ラウンドリポーターの東尾理子らと談笑する横峯さくら

横峯さくらが、今季3勝目に向け好位置をキープした。国内女子ツアーの大王製紙エリエールレディスオープン第2ラウンド(18日、愛媛県、エリエールゴルフクラブ松山)、トップタイで出た横峯は、順位こそ下げたが、スコアを3つ伸ばし通算6アンダーで3位タイをキープ。後半に4つのバーディを奪うチャージを見せ、精神面の成長をうかがわせた。

バックナインで巻き返すのが強者の証しだ。前半こそショットが乱れ1つスコアを落としたが、後半に入ると10番から3連続バーディ。16番パー3でもバーディを奪い3アンダー69でラウンド。首位と1打差の優勝圏内に踏みとどまった。

ドライバーの不調を1日で修正した。前日は右に曲がることが多く、45インチのドライバーを1回しか使わなかったが、この日は「結構、安定してきたので」と6回も使用。11番ではティショットを45インチ、第2打を43インチの直ドラでグリーンエッジまで運びバーディにつなげた。

後半の猛攻はスイング矯正だけじゃない。「前半は難しいホールが続いて、後半は難しいけど攻めやすい感じです」。前日も3つスコアを伸ばしたインの良いイメージが、好スコアを導き出した。

トップタイとはわずか1打差。その中には旧知の仲という16歳のアマチュア藤本麻子もいる。「ラウンドは1回か2回だけど、(藤本は)すごく根性がある印象です。彼女にとって最終日最終組は初めてなので緊張するとは思うけど、明日が楽しみです」と余裕も見せた。シーズン前に掲げた年間3勝まであと一歩。「せっかくのチャンスなので、ここでものにしないといけないですね!」目標成就は、高校時代を過ごした四国で決める。

2006年 大王製紙エリエールレディスオープン